さいたま市で自動車をお得に買取・廃車・処分してもらう3つの簡単な方法とその手続き
自動車は長い期間乗っていると、古くなり買い替えなければならないタイミングがきます。
ただ、最近ではタイムズカーシェアなどのカーシェアなども広まり、自動車を所有しなくなったという方もいますし、高齢で車に乗れなくなってしまい、仕方なく車を手放す方もいるかと思います。
このページでは、さいたま市で不要になった自動車を処分する3つの方法とそのお手続きの方法をお伝えしていきます。
目次
1.中古車販売会社に買い取ってもらう
これは一番一般的な方法で、車がまだ使用できる状態のときに選択する方法です。
近くの中古車販売業者へ相談し、買取をしてもらいましょう。
納得のいく金額での買取をしてもらうには、自動車買取の一括見積りサイトなどで依頼をすると手間がかかりません。
また、出張にて買取査定をしてくれる会社もありますが、思わぬ費用を請求されてしまったなどのトラブルもあります。
そのようなときには「JPUC車売却消費者相談室」という窓口に相談してみましょう。
2.ネットで販売
最近ではインターネットが普及しているため、インターネットで自動車を中古販売することも可能です。
以下のようなサイトで、ガイドラインに則って買い手を募ってみるのもいいかもしれません。
- メルカリ
- ジモティ
- ガリバーフリマ
- Ancar
- Yahooオークション
自動車の個人売買で必要な手続き
自動車の個人売買で必要な手続きは主に名義変更です。
必須の手続き
- 車両の名義変更
- 自賠責保険の名義変更
人によっては必要な手続き
新しい自動車は買わない場合:任意保険の契約解除
自動車を乗り換える場合:任意保険の車両入替手続き
契約書を交わしておきましょう
引き渡した自動車に不具合がおきた場合でも、3か月程度の期間以降はすべて新しい買い手に負担してもらうような契約内容で、契約をしておきましょう。トラブル防止としてしておきたい事項です。
手続き内容
自動車の個人売買は以下の手続きの流れで行うことが一般的です。
- 自動車の状態、代金、自動車税の未経過分を買い手に確認してもらう
- 契約書を交わす
- 買い手に代金を支払ってもらう
- 自動車の引き渡し
- 車両、および自賠責保険の名義変更
- 任意保険の手続き
自動車の個人売買で必要な書類
自動車を売る人の必要書類
- 自動車検査証
- 自賠責保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 委任状
- 譲渡証明書
- 印鑑証明書
- リサイクル券
- 住民票・戸籍謄本(※車検証に記載されている住所と現住所が異なる場合)
自動車を買う人の必要書類
- 車庫証明
- 印鑑証明書(契約書で押印するものと同じ印鑑)
自動車の名義変更方法
自動車のの名義変更は、管轄の運輸支局で以下の流れで行います。
- 必要書類・費用の準備
- 管轄の運輸支局で書類を記入し、持参した書類を添えて提出
- 新しい車検証の交付を受ける
- 税申告窓口に自動車税・環境性能割申告書と車検証を提出
- ナンバーを返却し、新しいナンバーの交付を受ける
保険手続きは加入先の保険会社に問い合わせし必要書類を確認しましょう。
注意:個人で自動車を販売するとトラブルになることも
個人で自動車を売却するとどうしてもトラブルになるリスクが伴います。
なので、フリマサイトで売買をする上で、トラブルにならないように工夫することは必要です。
自動車の状態査定や名義変更を代行してくれるサービスなどを活用することをおすすめします。
特に自動車の名義変更は大切で、名義がしっかり変更されておれず、翌年以降も自動車税納付書が届いてしまうといったトラブルは起こってしまう可能性はあります。
3.自動車解体業者に引き取ってもらう
使えなくなってしまった自動車に関しては、さいたま市の自動車解体業者へ依頼することになります。
さいたま市で自動車の解体が行える会社は限られており、さいたま市の認可がなければ解体業は行えないことになっています。
さいたま市の自動車解体業者一覧は『自動車リサイクル法 許可業者名簿』で確認ができます。
自動車解体業者は、自動車を引き取ることで以下の収益を上げることができます。
- 使用できる自動車は修理して再販売
- 価値のある中古部品を販売
- 価値の高い金属などの再利用資源を販売
- スクラップをして鉄くずとして販売
運送・解体・スクラップ・手続きを代行してくれる対価として、自動車を安価で引き取ってもらい、場合によってはそのサービス料金を支払うことで、自動車を廃車・処分して捨てることが可能です。
自動車の廃車には、自賠責保険などの還付や自動車税の還付あるいは支払いの防止のために、使用している自動車を処分・廃車することが決まった時点で早めに手続きを行うことをおすすめします。
廃車とは
廃車とは、自動車の抹消登録の手続きを行うことが廃車となります。
古くなった車を解体しただけでは、正式な廃車とはいえません。
抹消登録の手続きには、車検証とナンバープレートが必要です。
廃車の手続きには、永久抹消登録、一時抹消登録、解体届出、輸出抹消の4種類の手続きがあります。
廃車の手続きは、廃車の種類ごとに必要な申請を行うだけの簡単な手続きとなっています。
廃車手続きは主に「埼玉運輸支局」で行いますの。
埼玉運輸支局アクセス・連絡先
所在地:埼玉県さいたま市西区大字中釘2154-2
電話番号:050(5540)2026
交通手段:JR大宮駅西口下 車
東武バス 8番乗り場(平方又はリハビリセンター行)で運輸支局前下車
営業時間:8時45分~16時まで(検査申請受付時間は15時45分まで)
登録・検査申請受付時間は、土・日・祝日・12月29日から1月3日を除く平日
1.一時抹消の手続き手順
- 一時抹消申請書と手数料納付書・自動車税申告書を埼玉運輸局で取得
- ナンバープレートをナンバー返納窓口へ返却
- 埼玉運輸局の運輸支局場内にて1で取得した書類を提出
- 埼玉運輸局窓口で登録識別情報等通知書を受け取る
- 埼玉運輸局内の自動車税事務所に自動車税申告書と登録識別情報等通知書を提出
一時抹消に必要な費用は350円で、埼玉運輸局にて支払います。
一時抹消の手続きを業者へ依頼する場合には業者ごとの費用が掛かります。
埼玉運輸局内の自動車税事務所へ自動車税申告書を提出することで、自動車税が4月を基準日として月割りで後日還付されます。
自賠責保険の保険期間が一定期間以上残っている場合は、保険会社に申請を行うことで残りの保険期間に相当する保険料の還付を受けることができます。
一時抹消手続きに必要な書類
- 所有者の印鑑証明書(発行から3か月以内)
- 車検証
- ナンバープレート
- 手数料納付書
- 一時抹消登録申請書
- 自動車税・自動車取得税申告書
2.永久抹消の手続き手順
- 自動車の解体を依頼
- 自動車解体後に日付とリサイクル券に記載してある移動報告番号をメモ
- 必要書類をもって埼玉運輸局にて永久抹消申請書を提出
- 埼玉運輸局内の自動車税事務所へ自動車税申告書を提出
永久抹消の手続きには費用はかかりません。
永久抹消の手続きを業者へ依頼する場合には業者ごとの費用が掛かります。
埼玉運輸局内の自動車税事務所へ自動車税申告書を提出することで、自動車税が4月を基準日として月割りで後日還付されます。
自賠責保険の保険期間が一定期間以上残っている場合は、保険会社に申請を行うことで残りの保険期間に相当する保険料の還付を受けることができます。
永久抹消手続きに必要な書類
- 所有者の印鑑証明書(発行から3か月以内)
- 車検証
- ナンバープレート
- 「移動報告番号」と「解体報告記録がなされた日」のメモ書き
- 手数料納付書
- 永久抹消登録申請書
- 自動車税・自動車取得税申告書
3.解体届出の手続き手順
解体届出は、一時抹消登録後に車体を解体した場合の申請です。
- 自動車検査証返納届
- 自動車を引き取った引取業者から解体が完了し解体報告の連絡を受ける
- 埼玉運輸支局もしくは自動車検査登録事務所にて「解体届出」の手続き
- 手続き自体は永久抹消と同じです。
解体届出・永久抹消の手続きには費用はかかりません。
解体届出・永久抹消の手続きを業者へ依頼する場合には業者ごとの費用が掛かります。
埼玉運輸局内の自動車税事務所へ自動車税申告書を提出することで、自動車税が4月を基準日として月割りで後日還付されます。
自賠責保険の保険期間が一定期間以上残っている場合は、保険会社に申請を行うことで残りの保険期間に相当する保険料の還付を受けることができます。
解体届出の手続きに必要な書類
- 所有者の印鑑証明書(発行から3か月以内)
- 車検証
- ナンバープレート
- 「移動報告番号」と「解体報告記録がなされた日」のメモ書き
- 手数料納付書
- 登録識別情報等土書(一時抹消済みの場合は一時抹消登録証明書)
- 永久抹消登録申請書
- 解体届出書
- 自動車税・自動車取得税申告書
4.輸出抹消の手続き手順
自動車を海外に輸出する際にとらなければならない手続きです。
- 輸出する自動車の決定
- 埼玉運輸支局に輸出したい日の半年前から申請可能
- 輸出抹消仮登録証明書の交付を受ける
- 埼玉方面事務所(税関)へ行き、輸出抹消仮登録証明書を提示
輸出抹消手続きに必要な書類
- 自動車検査証
- ナンバープレート(前・後)
- 申請書(OCRシート3号の2)
- 手数料納付書 (登録手数料350円)
- 所有者の印鑑証明書(発行後3ヶ月以内のもの)
- 所有者の実印(所有者本人が手続きする場合)又は委任状(代理申請の場合(実印を押印)
注意点1:所有者の氏名・住所が、車検証の内容と変わっている場合は下記の書類
- 変更内容の確認できる住民票
- 氏名等が変わっている場合は、戸籍謄本
- 法人の場合には、商業登記簿謄本等(発行後3ヶ月以内のもの)
- OCRシート1号+登録印紙350円
注意点2 :自動車運送事業等の用に供する自動車の場合は、事業用自動車連絡書が必要。
注意点3:最大積載量が5トン以上の自家用貨物自動車の場合は、自家用貨物自動車使用廃止等届出書が必要。
注意点4:車両総重量が8トン以上又は最大積載量が5トン以上のダンプの場合は土砂等運搬大型自動車使用廃止届出書が必要。
自動車解体業者の料金目安
さいたま市で「さいたま市」「自動車」「廃車」などでグーグル検索をすると、色々な自動車解体業者の広告やホームページが出てきます。
一括見積のようなサイトもありますので、ご自身で自動車解体業者を探すのは簡単になりました。
このような業者の料金の目安は大体以下の通りです。
廃車手続き料金
無料(買取で利益を出してるため)
廃車買取価格の目安
〜1,600ccまで:5,000円~15,000円
〜2,000ccまで:10,000円~20,000円
〜2,500ccまで:15,000円~25,000円
〜3,000ccまで:20,000円~30,000円
3,001cc以上:25,000円~35,000円
この廃車買取価格は、鉄スクラップの市場価格が高い時にはより高く売れますが、低い時には安くしか買ってもらえなくなってしまいます。
また、中古市場や海外で高く売れる部品が含まれている自動車は高めに買い取ってもらえることが多いそうです。
その時々の鉄スクラップの市場価格と部品の需要によって買取価格は変わりますので、いくつか電話などで事前に確認してもいいかもしれません。
廃車買取をしている会社が悪質な会社でないかの判断
しっかりとさいたま市から認可をもらって営業しているかを確認する方法は、
さいたま市の自動車解体業者一覧は『自動車リサイクル法 許可業者名簿』で廃車サービスを謳っているウェブサイトの運営会社がこの名簿に載っているかで確認ができます。
このPDFが表示されたら、「Control」+「F」を押して、検索バーでその業者の名前を打ち込めば、簡単に探せます。
この名簿に載っているから絶対に安心な業者だという保証はありませんが、さいたま市から認可を受けて営業をしています。
この自動車解体業(自動車リサイクル法)の認可を受けている会社しか自動車解体はできませんので、これ以外の会社が自動車解体をしていたらそれは違法ですので、悪質な業者である可能性はかなり高いです。
そういった悪質な業者だけは避けて、まじめに営業をしている会社の中からサービス内容や料金体系で、どこに依頼をするかを検討してもらいたいと思います。
まとめ
このページでは、自動車をなるべくお得に、そして簡単に買取・廃車・処分する3つの方法とそのお手続きを紹介しました。
フリマアプリなどで販売する方法や、自分で廃車の手続きを行うには、簡単といえど一定の手続きを行う必要があります。
そういう煩わしいことはなるべくなくして速やかに自動車を処分して捨てたいとお考えであれば、近くの中古車販売店あるいはさいたま市で指定された自動車リスサイクル法許可業者(自動車解体業者)へ依頼をして手続きも代行して現金化することをおすすめします。
自動車の処分1つをとっても様々な認可を受けた機関を通して、所定の手続きを踏みますが、これもさいたま市のゴミのリサイクルを通して、資源の再生化を図り、環境にやさしい街づくりになっていることにもご理解いただけたのではないかと思います。
さいたま市環境局へのお問い合わせ先
さいたま市 環境局/資源循環推進部/資源循環政策課 政策推進係
電話番号:048-829-1338 ファックス:048-829-1991
さいたま市環境局:kankyo-taisaku@city.saitama.lg.jp
さいたま市環境局へのお問い合わせフォーム