さいたま市の産業廃棄物の収集運搬費用・料金まとめ
さいたま市で産業廃棄物が出る事業などを行っている皆様にとっては、一般的に産業廃物を収集・運搬してもらう場合は大体どの程度の費用がかかるのか気になりませんか?
このページでは、さいたま市での産業廃棄物の収集運搬費用・料金をまとめてお伝えしていきます。
目次
- 産業廃棄物とは
- 産業廃棄物の処理方法
- 産業廃棄物の収集運搬費用
1.産業廃棄物とは

産業廃棄物とは、事業活動で生じた20種類のゴミを指します。
事業活動で生じた廃棄物であっても、昭和45年12月25日に公布された廃棄物処理法で指定された20種類に該当していなければ一般廃棄物に分類されます。
言い換えれば、「一般廃棄物」は、「産業廃棄物以外の廃棄物」ということができます。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)の一部を改正する法律が
2018 年 4 月1日より施行され、届出義務に違反した者には、30 万円以下の罰金が科されることになっています。
産業廃棄物の処理の適正化は、環境保護に深く関わりますので、今後も市区町村単位で取り締まりが強化されていくことが予測されます。
さいたま市の事業から出るゴミ(産業廃棄物)は20種類に分類
- 燃えがら
- 汚泥
- 廃油
- 廃酸
- 廃アルカリ
- 廃プラスチック類
- ゴムくず
- 金属くず
- ガラスくず、コンクリートくずおよび陶磁器くず
- 鉱さい
- がれき類
- ばいじん
- 紙くず
- *木くず
- *繊維くず
- *動植物性残さ
- *動物系固形不要物
- *動物のふん尿
- *動物の死体
- *以上の産業廃棄物を処分するために処理したもので、上記の産業廃棄物に該当しないもの
*14~20番は業種指定条件があります。指定業種以外は一般廃棄物扱いです。
2.産業廃棄物の処理方法
事業所から排出される事業系一般廃棄物(厨芥ごみ、紙くず等)は、以下の3つの方法で処理をします。
- 事業者自身の所有する廃棄物処理施設で処理
- さいたま市の処理施設に搬入して処理
- さいたま市が許可する『一般廃棄物収集運搬許可業者』に委託
1に関しては、事業者が産業廃棄物の処理施設を所有していることが前提で、限られた事業者しか対象にはならないだろうと想定されます。
2のさいたま市の処理施設に搬入して処理をするには、以下の4か所のいずれかの環境センターに産業廃棄物を運びます。
- クリーンセンター大崎
電話番号:048-878-0989 - 東部環境センター
電話番号:048-684-3802 - 西部環境センター
電話番号:048-623-4100 - 桜環境センター
電話番号:048-710-6010
ただし、事業者自身で持ち込みを行う場合は、事前に以下の電話番号へ電話をして予約をすることが必要です。
ごみ持込みコールセンター 電話(予約専用) :050-3033-8229
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時まで
3のさいたま市が許可する『一般廃棄物収集運搬許可業者』に委託の場合は、このリンク先の業者へ事業系一般廃棄物の回収依頼を行います。
業者ごとに費用・料金は異なりますので、1社1社確認が必要です。
事業系一般廃棄物
事業所から排出される事業系一般廃棄物(厨芥ごみ、紙くず等)は、以下の3つの方法で処理をします。
- 事業者自身の所有する廃棄物処理施設で処理
- さいたま市の処理施設に搬入して処理
- さいたま市が許可する『一般廃棄物収集運搬許可業者』に委託
1に関しては、事業者が産業廃棄物の処理施設を所有していることが前提で、限られた事業者しか対象にはならないだろうと想定されます。
2のさいたま市の処理施設に搬入して処理をするには、以下の4か所のいずれかの環境センターに産業廃棄物を運びます。
- クリーンセンター大崎
電話番号:048-878-0989 - 東部環境センター
電話番号:048-684-3802 - 西部環境センター
電話番号:048-623-4100 - 桜環境センター
電話番号:048-710-6010
ただし、事業者自身で持ち込みを行う場合は、事前に以下の電話番号へ電話をして予約をすることが必要です。
ごみ持込みコールセンター 電話(予約専用) :050-3033-8229
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時まで
3のさいたま市が許可する『一般廃棄物収集運搬許可業者』に委託の場合は、このリンク先の業者へ事業系一般廃棄物の回収依頼を行います。
業者ごとに費用・料金は異なりますので、1社1社確認が必要です。
産業廃棄物
産業廃棄物はさいたま市の清掃センターへ直接搬入することはできません。
産業廃棄物は、さいたま市が指定している『産業廃棄物収集運搬業者』へ依頼することとなります。

事業ごみの処理に関しては、『事業ごみの処理ガイド(さいたま市版)』を参考にしてみてください。
3.産業廃棄物の収集運搬費用
産業廃棄物はさいたま市の指定する『産業廃棄物収集運搬業者』へ依頼しますが、業者によって産業廃棄物の収集運搬費用は異なります。
さいたま市のゴミ回収センターを運営する私たち『株式会社細田金属商店』もこの『産業廃棄物収集運搬業者』にさいたま市から指定されていますので、弊社の料金体系を例に収集運搬費用をご紹介します。
店舗・事業所(事業系一般廃棄物)のゴミ回収
法人・事業者向けのゴミの回収費用
週1回回収・可燃ごみ
【月/50kgまで】 7,000円
【月/100kgまで】10,000円
産業廃棄物収集運搬料金
- 3t平ボディー(ロング) 20,000円(税別) 8㎥
- 3t平ボディー(ショート) 18,000円(税別) 6㎥
- 2tダンプ 18,000円(税別) 6㎥
*営業時間(9時~17時)外、日曜祝日は割増料金として5割増料金を頂きます。
*上記は弊社より30km以内の料金です。遠方の場合は割増料金となります。
*廃棄物処分費用は内容物に応じて別途頂きます。
参考:不用品・廃家電・粗大ごみの回収
- 家電リサイクル類は家電1台につき運搬費用として 3,000円~
- マンション、アパート等は2階以上からの搬出の場合 +5,000円
家電別引き取り料金
テレビ:3,000円~
冷蔵庫:5,000円~
洗濯機:5,000円~
エアコン:5,000円~
*サイズによって料金は変わります。
【例】マンションの3階から冷蔵庫(小)1台を荷下ろしする場合
運搬費5,000円+作業費5,000円
=合計10,000円
そのほかの不用品、粗大ごみの回収に関しましては一度ご相談ください。
迅速、柔軟に対応できるのがさいたま市のゴミ回収センターの強みです。
以上が事業系一般廃棄物や産業廃棄物の収集運搬費用です。
業者によっては、廃棄物の品目により費用を分けている産業廃棄物収集運搬業者もありますが、多くの業者は3t平ボディー(ロング)で、運搬費用は2万円前後という料金体系の業者が多い印象です。
皆様がどの業者を選ぶにせよ、大切なのは「不法投棄」をせずに正式な手順で産業廃棄物を収集運搬してもらい、しっかりと処分することです。
事業者の廃棄物の処分は、「事業者の責務」と定められており、不法投棄などが発覚した場合は、その収集運搬業者だけでなく、その収集運搬業者に委託していた事業者も罰せられてしまうリスクがあります。
なので、本当に信頼ができそうな産業廃棄物の収集運搬業者をご自身でみつけていただかなければなりません。
このような不法投棄を監視する手段としてマニフェストという書類がありますので、最後にご紹介します。
産業廃棄物のマニフェストとは
マニフェスト制度とは、排出事業者が産業廃棄物の処理を委託するときに交付する書類(マニフェスト)を交付することで、しっかりと産業廃棄物が処理のされているかを確認できる制度です。
事業者が排出する産業廃棄物の種類、数量、運搬業者名などを記入し、産業廃棄物とともに渡していくことで、産業廃棄物をしっかり廃棄していることの証明にしていきます。
マニフェストを正しく記入し交わすことは、地球環境の保護にもつながります。
しっかり確認し正しく記入し、マニフェスト制度は必ず活用しましょう。
最近では『電子マニフェスト』と呼ばれる電子版のマニフェストが活用されています。
電子マニフェストを活用することで、事務効率化と安全確実に電子でマニフェストを保管することができるため、電子マニフェストが推進されてきています。
さいたま市の電子マニフェスト情報は『さいたま市電子マニフェスト普及拡大に関する取り組み』をご確認ください。
まとめ
産業廃棄物収集運搬料金は、おおよそ以下の費用が一般的にかかります。
- 3t平ボディー(ロング) 20,000円(税別) 8㎥
- 3t平ボディー(ショート) 18,000円(税別) 6㎥
- 2tダンプ 18,000円(税別) 6㎥
産業廃棄物の処理の第一歩は、産業廃棄物と事業系一般廃棄物の分別から始まりますので、ゴミの種類の確認から行ってください。
そして、産業廃棄物はさいたま市の清掃センターへ直接搬入することはできませんので、産業廃棄物収集運搬業者へ依頼することちなりますので、業者ごとの産業廃棄物の収集運搬費用などの料金体系を抑えておきましょう。
また、事業者は廃棄物処理に責任が課されていますので、もっとも大切なのはその業者選びになります。
このページの情報を参考にして、信頼できる産業廃棄物の収集運搬業者を探してもらえれば幸いです。